脚本家としてのジュール・ヴェルヌ
私の著作歴は、劇場から始まりました。 単独で、あるいは共作(デュマ・フィス、ミシェル・カレ、シャルル･ワールなどと)で、私は1848年から1860年までの間に、30本の演劇脚本を執筆しました。 うち、8つはリリック劇場で上演されました。 1862年に小説家となってからも、私は脚本執筆を続けていました。 その後、私はアドルフ･ダンリーとともに、小説のいくつかを演劇に翻案しました。特に『八十日間世界一周』 (1874年)と 『皇帝の密使ミハイル・ストロゴフ』 (1880年)は、特殊効果を用いた、一大スペクタクル劇となりました。
1871年にアミアンに引っ越して以来、私は、熱心に劇場の活動に参加していました。 1883年から、私は、俳優の配役を決める、10人の「常任委員」の任務についていました。 その後、1888年に市議会議員に当選そた私は、劇場の事務により力を入れるようになり、10年間年次報告を作成していました。
私は顧問として、多くの場合、妻のオノリーヌと一緒に、劇場に通いました。 さらに、私自身の脚本の上演にも参加しました: 『八十日間世界一周』 (1877年と1880年)、 『皇帝の密使ミハイル・ストロゴフ』 (1882年, 1893年と1900年)の本案、さらに初期作品『十日天下』（Onze jours de siège） (1880) と 『アメリカの甥』（Un neveu d’Amérique） (1888)です。
